野球賭博開いた男有罪 懲役1年2月と収益没収 三重

今春の第90回記念選抜高校野球大会(センバツ)を利用して野球賭博を開いたとして、賭博開帳図利の罪に問われた三重県松阪市豊原町、飲食店店員中村裕一被告(28)に対し、津地裁(濱口紗織裁判官)は19日、懲役1年2月と、収益金のうち賭客に払い戻し予定の現金48万6千円の没収(求刑・懲役1年6月、現金48万6千円の没収)とする判決を言い渡した。

濱口裁判官は判決理由で、「手法は計画的で手慣れている。百人以上の賭客から合計76万円以上の賭金の申し込みを受けていて賭博の規模も比較的大きい」と指摘。また2月に別件詐欺事件で懲役1年6月、執行猶予3年の判決を受けた直後の犯行だったことから、「規範意識に相当問題があり、刑事責任は重い」と結論付けた。

判決によると、中村被告は3月16日―24日ごろまでの間、開催中の野球大会を利用した野球賭博を計画。出場36校を8枠に分けて優勝と準優勝校が属する枠を連勝単式で1口500円で予想させ、112人から計1526口、76万3千円の申し込みを受けて利益を図った。