宅配便で覚せい剤密売 男に懲役7年6月など判決 麻薬特例法違反を認定 三重

宅配便を利用して覚醒剤を密売したとして、麻薬特例法違反などの罪に問われた愛知県豊山町、無職石井一美被告(56)の裁判員裁判で、三重県の津地裁(平手一男裁判長)は19日、「同種事案と比べても軽い部類に属すると言えない」と、懲役7年6月、罰金100万円、追徴金219万6900円(求刑・懲役10年、罰金100万円、追徴金219万6900円)の判決を言い渡した。

平手裁判長は判決理由で、「密売規模は必ずしも大きくはないが、期間や回数、量、売上などいずれもそれなりの程度に達し、体制も整っていた。反復継続性は明らかで営利性に欠けるところはない」と密売を業としていたとする検察側の主張を認め、麻薬特例法違反罪成立を認定。「何より欠くことのできない仕入れを担当して果たした役割は大きい」とし、同種前科の服役後間もない犯行から「反省が深まっているとは言えない」と結論付けた。

判決によると、石井被告は共犯の男と共謀、または単独で28年9月から29年11月までの間、愛知県周辺の運輸会社配送センターから多数回にわたって松阪市内の男性などの顧客に覚醒剤を宅配便を使って密売し、利益を得ていた。