豚コレラ、三重県が調査 養豚場の対策確認へ

岐阜市内の養豚場で豚コレラが発生した問題で、三重県は18日、感染源となるイノシシの侵入が懸念される養豚場の現地調査を始めた。獣医師らがイノシシの侵入対策を確認する予定。県内で豚コレラの発生は確認されていないが、岐阜県内では野生のイノシシからも陽性反応が出た。三重県は「県内で感染する可能性も否定できない」とし、養豚業者などに注意を呼び掛けている。

三重県は岐阜県内での豚コレラ発生以降、豚やイノシシを飼育する全ての施設に電話やファクスで注意を呼び掛けた。一方、岐阜県内で2頭のイノシシから陽性反応が出たことを受けて「県内でも感染が拡大する可能性もある」と判断し、現地調査を決めたという。

県内の家畜保健衛生所で勤務する獣医師らがイノシシの侵入が懸念される山間部の養豚場などを重点的に訪問し、対策の内容を確認する予定。対策が不十分であれば改善を求める。県によると、県内では67施設が豚、5施設がイノシシを飼育している。

一方、県は16日に度会町内の畑で衰弱しているイノシシを県民からの情報提供で発見したが、血液検査の結果、豚コレラウイルスは陰性反応だったという。県畜産課は、死んでいるイノシシを見つけた場合は県に連絡するよう呼び掛けている。

鈴木英敬知事は18日のぶら下がり会見で「県内の養豚場などに異常はないが、引き続き野生動物の侵入防護などを注意喚起していく」と説明。猟友会などの協力を得て、死んでいるイノシシなどを確認するパトロールを実施する体制を構築する考えも示した。