安倍氏、中小支援を表明/石破氏、地方で雇用伸ばす 津で自民総裁選演説会に4000人

【約4000人が来場した自民党総裁候補の演説会=津市北河路町で】

自民党総裁選(20日投開票)に立候補した安倍晋三首相(総裁)と石破茂元幹事長は16日、三重県津市北河路町の津市産業・スポーツセンター「サオリーナ」で演説会に臨んだ。安倍氏はアベノミクスの成果を強調し、中小企業の生産性向上を税制や補助金で支援する考えを表明。石破氏は人口減少や格差問題に触れ「地方で雇用と所得を最大限に伸ばす」と述べた。

演説会には、県内選出の同党国会議員や地方議員を含め、県内外の党員ら約4千人(主催者発表)が参加した。

安倍氏は経済分野や教育分野の成果を披露し「民主党から政権を奪還して大幅に改善した」と強調。「中小企業や小規模事業者が活躍できるように人材の確保や生産性の向上を応援する」と語った。

憲法改正にも意欲を示し「自衛隊が誇りを持って任務を全うできる環境を作るのが政治家の使命。日本の平和と独立を守る自衛隊を憲法に書き込み、私たちの責任を果たしていこう」と呼び掛けた。

石破氏は「地方が日本の成長を支えている」と指摘。「地方の企業が新しいアイデアを考え、そこに雇用が創出される。大企業や輸出企業とは違うやり方で地方の企業を伸ばしたい」と語った。

憲法改正には「国民投票を実施する必要があるので、国民一人一人の理解が必要。国民に『よし分かった』と言ってもらう努力を自民党は決して放棄してはならない」と述べた。

演説後、各候補は支援者との写真撮影や握手に応じた。

党県連の有権者数は1万2436人。19日に党員投票を締め切り、20日に国会議員の投票と開票が行われる。