大規模停電、突風が原因 中電、鈴鹿市に謝罪 三重

【鈴鹿】今月4―5日の台風21号による三重県鈴鹿市内の大規模停電の対応について、市が中部電力鈴鹿営業所に原因究明などを求めたことを受け14日、同営業所の林哲也所長ら3人が来庁。亀井秀樹副市長ら3人に原因や復旧体制などを説明するとともに、災害時の協力体制構築に向け、今後も協議を継続することを確認し合った。

会合は非公開で実施。終了後の取材で林所長は「市民のみなさんには長時間、広範囲の停電でご迷惑をおかけした」と謝罪。停電の原因は風とし、電線の老朽化による可能性については否定した。突風による飛来物や屋根材などで高圧線の断線が15カ所、電線の絶縁に使用するがいしの破損が9カ所発生したことを報告。「他営業所からの応援も受けて復旧体制をとったが、1本ずつ電柱を確認して被害を把握するため、長時間を要した」と説明。「比較的海沿いで被害が集中した傾向がある」と話した。

市民への対応については、「全国4カ所のコールセンターで『三重県専用』を準備し力を入れたものの、結果的にはさばききれなかった」と説明。「今回の対応を含め検討していく」と答えるとともに、「情報連携の大切さを認識した。市災害対策本部との情報共有を進める必要があり、良い方法を探っていきたい」との考えを示した。

停電は4日午後2時ごろから始まり、ほぼ復旧したのは5日午後10時半ごろ。市内で最大約6万戸が影響を受けた。

市災害対策本部には4日、市民から停電に関する問い合わせが相次いだが、市も状況を把握できず対応に苦慮したことから、6日に口頭で、停電の主な原因、復旧体制や市民への対応などへの回答を求める申し入れをした。