「ヘルプマーク」知って 四日市で小崎さん、経験交え講演 三重

【ヘルプマークの普及を呼び掛ける小崎さん=四日市市諏訪栄町の野村證券四日市支店で】

【四日市】病気や障害があることを周囲に伝える「ヘルプマーク」の普及に努める三重県ヘルプマーク・アンバサダーの小崎麻莉絵さん(35)=四日市市=による講演会が6日夜、同市諏訪栄町の野村證券四日市支店であった。

小崎さんは4年前、血液が正常に作れなくなる「骨髄異形成症候群」を発症し、余命5年と宣告された。入院と自宅療養を繰り返し、社会復帰を果たした。

余命を知って、エンディングノートを書くなど人生を締めくくる準備をしていた小崎さんだが、「すごくもったいないと思った。5年を日数にすると、1825日もある。最後の300日は闘病で大変になるだろうから、1500日を大事に過ごしたいと思えた」と、当時を振り返った。

電車の優先席に座っていると健常者と間違われ、高齢者から「座っていて恥ずかしくないの」と言われたこともあった。ヘルプマークを利用するようになってからは、座席を譲ってくれたり、「頑張れよ」と声を掛けてくれる人もいた。

「ヘルプマークを持つようになって、うれしくなる日が増えた。マークを知っている人がいるだけで安心できる。子どもから高齢者までマークのことを知ってほしい」と呼び掛けた。

講演会は、市内にある三井住友信託銀行、みずほ銀行、みずほ証券、野村證券による合同開催で、4社の社員計約100人が聴き入った。