鈴鹿 シベリア抑留の慰霊墓参 現地で写真撮影 林支部長ら報告展 三重

【シベリア慰霊訪問時の様子を紹介する参加者ら=鈴鹿市江島本町の白子公民館で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市江島本町の白子公民館で6日、「シベリア慰霊訪問報告展・60万人の悲劇の地は今」が始まった。8月下旬に墓参団長として参加した全国強制抑留者協会三重県支部の林英夫支部長(92)らが現地で撮影した写真21点と、昭和21年ごろのソ連・外蒙領内の日本人収容所分布地図などを展示している。14日まで。

展示は、シベリア・ハバロフスク郊外やベロゴルスク周辺に点在する日本人墓地の慰霊碑、墓標や慰霊碑もない草原の埋葬地、収容所のあった地などの写真に加え、現地の人々や日本政府、同協会が建てた石碑を日本酒で清める団員、弔辞や経を読む団員らの様子を捉えた写真が並ぶ。

2年半余の抑留生活を経験した林支部長は「望郷の念に駆られながら亡くなった約6万人の同胞の鎮魂と、生き残った我々が語り継ぐべき責務を再認識した。若い世代の参加もあり意義深かった」と話していた。

同展は、今月16日に四日市市総合会館視聴覚室で開く「シベリア抑留の労苦を語り継ぐ集い」に先立って開催。四日市市の毛利泰吉さん(92)の体験談と、林支部長をはじめ、墓参に参加した杉谷哲也さん、沖美幸さんの慰霊報告、コンサートがある。午後1時から同4時まで。入場無料。問い合わせは事務局=電話059(378)0020=へ。