鈴鹿・男性殺害 妻と交際相手を起訴 殺人と暴行で 三重

三重県鈴鹿市稲生塩屋一丁目の住宅駐車場に停めてあった軽ワンボックス車内で5月、この家に住む解体作業員横山麗輝さん(25)が遺体で見つかった事件で、津地検は5日、殺人や死体遺棄などの疑いで逮捕、送検されていた、麗輝さんの妻で飲食店経営横山富士子容疑者(46)と、交際相手の鈴鹿市住吉二丁目、会社員上山真生容疑者(29)を殺人と暴行の罪で起訴した。

起訴状などによると、2人は共謀して5月13日午前0時15分ごろ、麗輝さんの自宅で麗輝さんを襲撃。上山被告が首を絞めるなどの暴行を加えたうえ、同日4時5分―39分ごろまでの間、富士子被告が経営する鈴鹿市道伯町のスナック「Momo」でも上山被告が麗輝さんの首を延長コードで締め付け、同6時13分ごろまでの間に頸部圧迫により窒息死させたとしている。

県警捜査本部は麗輝さんの遺体を自宅に停めた車内に遺棄したとして、7月24日に2人を死体遺棄容疑で逮捕。麗輝さんの殺害などにも関与していたとして、8月15日に殺人と殺人未遂容疑で再逮捕していた。それぞれ認否は明らかにしていない。

津地検は殺人未遂容疑については、暴行罪を認定。死体遺棄容疑については「死体を遺棄したとの事実を認めるに足りる証拠がなかった」として嫌疑不十分により不起訴とした。遺体の死亡時刻を特定できなかったことが理由とみられる。

また麗輝さんの襲撃計画に加担したとして、殺人未遂容疑で逮捕、送検されていた富士子被告の実母で無職横山愛子容疑者(69)=鈴鹿市稲生塩屋二丁目=は嫌疑不十分により不起訴とした。小島達朗次席検事は「共謀を認めるに足りる証拠がなかった」とコメントした。