台風21号 重体の男性が死亡 不明女性は無事保護 三重

台風21号による三重県内の被害状況で、県が5日に発表したまとめなどによると、4日から行方が分からなくなっていた伊賀市森寺の無職女性(91)が無事保護された。また住宅屋根から転落し、意識不明の重体で搬送されていた四日市市西坂部町の男性(70)の死亡が確認され、台風21号による県内の被害は死者1人、重軽傷者は33人となった。

伊賀市などによると、女性は4日午前10時半ごろから行方が分からなくなっていたが、5日午前10時45分ごろ、自宅隣家の小屋裏の茂みに座り込んでいるのを近隣住民によって発見された。同市内の病院に搬送されたが目立ったけがはなく、健康状況も問題はないという。

午後6時現在の県のまとめによると、負傷者は四日市市と志摩市で重傷者2人、軽傷者は桑名1人▽四日市5人▽鈴鹿5人▽松阪7人▽津9人▽伊勢4人―の計31人。建物被害は、住宅が名張3件▽木曽岬町3件▽玉城町2件▽尾鷲1件―の計9件、非住家がいなべや名張、尾鷲など15件。専修寺(津市)、石薬師寺薬師堂(鈴鹿市)、石薬師の蒲桜(同)など文化財の被害も確認された。

中部電力や関西電力によると、県内で最大27万500戸が停電。午後6時現在、津市や伊勢市、四日市市など6670戸で停電が続いている。

県教委などによると、停電などの影響で公立小中学校と高校10校が5日も休校を決め、小中10校が始業繰り下げと下校繰り上げ措置をとった。私立高校1校が休校措置をとった。

また津地方気象台は同日、松阪市飯高町で発生した突風について現地調査班を派遣した。調査結果は後日公表するとしている。