三重県議会議長会見 「見解、今は控える」 芳野県議出馬、母校で発言

【定例記者会見で、芳野県議の発言に対する所感について「今は控える」と述べた前田議長=三重県議会議事堂で】

三重県の前田剛志県議会議長は3日の定例記者会見で、芳野正英県議(43)(新政みえ、1期、四日市市選出)が出身校で講演した際に来夏の参院選三重選挙区(改選数1)への出馬を明言したとの指摘について「今は発言を控えたい」と述べ、事実関係を確認する考えを示した。

前田議長は芳野氏の発言について「議長や個人としての見解は、今のところ控えたい」としつつも「当然に誤解を生じたこと。事実関係を確認し、新政みえとしての見解も聞いた上で適切な対応をしたい。必要であればルール化も検討する」などと述べた。

一方、会見に同席した前野和美副議長は「それほど重く受け止めずに母校の講演で軽率な発言をしたとのことで、政治倫理に関わる。重く受け止めるべき」と指摘。「議会改革の大きな柱となるだろう。本人がどう自覚しているかを問いたい」と述べた。

県議らによると、芳野氏は7月9日、県立四日市南高で同校OB会主催の講演会に出席。高校2年生の生徒ら約80人を前に「キャリア教育」をテーマとして講演し、参院選に出馬する旨の発言をした。講演の後、県庁で記者会見して立候補を表明した。

保護者から情報提供を受けた県議会会派の自民党県議団(13人)が先月31日、代表者会議で芳野氏の発言を報告。県選管は告示前に立候補の意を有権者に伝える行為について「公選法が定める事前運動の禁止に当たる可能性がある」としている。