熊野 住民ら600人防災訓練 初めてドローンで被害調査も 三重

【倒壊した家屋から救出した人を担架で運ぶ訓練=熊野市有馬町の山崎運動公園多目的グラウンドで】

【熊野】三重県熊野市などは31日、同市有馬町の山崎運動公園を主会場に総合防災訓練を実施した。消防や自主防災組織、住民ら約600人が参加し、南海トラフ地震発生時の対応を確認した。

午前9時半にマグニチュード9・1の南海トラフ地震が発生し、市内で震度7を観測、大津波警報が発令されたと想定。海岸部にある甫母町や二木島町などの住民らは高台に避難した。

公園の多目的グラウンドでは、小型無人機(ドローン)を使って上空から被害を調査する訓練を初めて実施。自主防災組織のメンバーや消防隊員は救護所の設営訓練や倒壊した家屋に閉じ込められた人を救出した。

久生屋町自主防災会の山田文也会長(69)は救護所の設営訓練について「初めて参加した人もいるが、手際よくできた。日頃の訓練が大事だと思った」と話した。

河上敢二市長は「いずれも迅速、的確に行われていた。日頃から自分の身は自分で守る、地域の安全確保は地域で確保するという意識で訓練を積み重ねてもらいたい」と講評した。