障害者雇用 熊野市5人全員水増し 算定に誤り 三重

【熊野】三重県熊野市は30日、障害者手帳を持たない職員を計上するなどの誤った算定方法により、障害者雇用率が誤っていたと発表した。今年6月1日現在で、障害者数は5人、雇用率は2・79%と公表していたが、実際は5人全員が障害者手帳を持っていなかった。

市では、中央省庁などで雇用割合が水増しされていた問題を受けて、8月に障害者雇用率を調査した。

市総務課によると、障害者手帳の有無は確認せず、精神疾患で休職する職員の診断書を元に障害者と判断していた。データが残る平成18年度から雇用率を誤っていたという。

また、これまで公表していた雇用率は179人の正規職員のみの数字で、本来は対象となる非正規職員は含まれていなかった。

非正規職員を含め369人を調査したところ、非正規職員4人が障害者手帳持参者で、厚労省のガイドラインに基づき、算定数は5人とされた。その結果、実質の雇用率は1・36%となり、法定雇用率2・5%を下回った。

河上敢二市長は「誤りがあったことをおわび申し上げたい」と話した。