三重県 GAP学習で高校生来県 福島県の12人、「地元農業の発展に」

【鈴木知事(左)に県内での滞在を報告する福島県の高校生ら=三重県庁で】

農業生産工程管理(GAP)の認証取得に向けて情報交換するため、三重県内に4日間の日程で滞在した福島県の農業系高校の生徒12人が29日、三重県庁で鈴木英敬知事と会談し「学んだことを福島県に持ち帰り、県内の農業の発展につなげたい」と語った。

認証取得に取り組む両県の高校生が交流することでGAPへの学習意欲を高めようと初めて企画。福島県の高校生は26―29日までGAP認証を取得した三重県内の県立高校や企業を訪問した。12月には三重県の高校生が福島県を訪問する予定。

3品目で国内の認証制度「JGAP」の取得を目指す福島県立安達東高3年の野地信人君(17)は「12月の取得に向けて準備を進めている。GAPを取得した農場で農薬の保管方法や審査に必要な書類を目にすることができて参考になった」と話した。

コメやトマトなど7品目でJGAPを取得した同県立福島明成高2年の八巻大夢君(17)は「三重県の高校生は気さくに話しかけてくれた。学校でGAPの勉強をしてきたが、一緒に語り合える仲間がいなかったので同世代と話せて新鮮だった」と振り返った。

鈴木知事は「福島県の農産物の素晴らしさを世界中に知ってもらうために人材が必要。福島の農業を担う人材になってほしい」と激励。「県内の高校生に良い刺激を与えてくれた。12月の訪問では今よりも成長した状態で出会えることを願っている」と述べた。

県教委によると、県立明野高は3月に茶でJGAPを取得。同校を含む5校がコメやブドウなどでGAPの認証取得を目指している。