新種のイソギンチャク 鳥羽水族館 世界初展示 三重

【カイメンと共生するテンプライソギンチャク(鳥羽水族館提供)】

【鳥羽】三重県鳥羽市の鳥羽水族館は27日、海綿動物(カイメン)と共生する新種のイソギンチャク「テンプライソギンチャク」の一般公開を始めた。クマノミと共生することで有名なイソギンチャクだが、カイメンとの共生は非常に珍しいという。テンプライソギンチャクの飼育、展示は世界初。

水族館は今月8日、市内の離島・菅島の磯場で、テンプライソギンチャクを発見。同島にある名古屋大学臨海実験所の協力を得て、採集した。館内のへんな生きもの研究所で公開している。

テンプライソギンチャクは平成18年、神奈川県三浦市の磯場で初めて見つかった。鳥羽市内では安楽島町の浜辺でも発見されている。イソギンチャクがカイメンにくるまれたような姿が、エビの天ぷらのように見えることが名前の由来という。

国外での発見事例はなく、生態は謎に包まれているといい、担当者は「飼育を通じて解明が進むことを期待したい」と話している。