田んぼアート見ごろ 熊野 木本高美術部員デザイン 三重

【田んぼに浮かび上がる八咫烏とクマノザクラ=熊野市飛鳥町小又で】

【熊野】三重県熊野市飛鳥町小又の田んぼで、色が異なる古代米の苗を育てて絵を浮かび上がらせる「小又の田んぼアート」が見ごろを迎えている。今年は9種類の苗を植えて、地元の県立木本高美術部員がデザインした「八咫烏(ヤタガラス)」と「クマノザクラ」を描いた。

同町の魅力を知ってもらおうと、「飛鳥地区地域まちづくり協議会」が主催し、13年目になる。5月下旬に同高の生徒や住民らが田植えを行った。

田んぼを管理する小畑貞文さん(80)は「苗の生育の違いを生かして、立体的に見えるように工夫した」と話す。6月に入ってから11アールの田んぼにヤタガラスとクマノザクラが徐々に浮かび上がり、稲穂の成長に伴って、色が変化している。

隣の4アールの田んぼは市立飛鳥小学校6年吉野葵依さん(12)がデザインを考案した今年の干支(えと)の戌(いぬ)が描かれている。吉野さんは「田植えは大変だったけど、良い色になってよかった」と笑顔で話した。

田んぼアートは9月10日ごろまで楽しめるという。同22日に稲刈りを予定している。