地域活性化で包括協定 鈴鹿市、山下印刷紙器・旭化成と 三重

【協定書に署名する(左から)末松市長、山下社長、山越製造所長=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市は22日、同市役所で紙加工品製造業の山下印刷紙器(山下修司社長、本社・大阪府)、同市平田中町一丁目の旭化成鈴鹿製造所(山越保正製造所長)と地域包括連携協定を締結。地域社会の活性化や安心安全なまちづくりの向上を図ることを目的に、シティセールスや災害時の製品提供など8項目への取り組みを決めた。

山下印刷紙器は旭化成の主力商品「サランラップ」を中心とした化粧箱類を印刷、加工している。生産体制の見直しに伴い、大阪工場と鈴鹿事業所で分担していた事業を統合。来年4月に鈴鹿工場として、旭化成鈴鹿製造所敷地内で新工場を稼働し、製品の一貫生産を予定している。統合により、東海圏での新規顧客開拓で売り上げを伸ばすことが目的。

現在建設中の鈴鹿工場は敷地面積約1万800平方メートル、鉄骨造2階建てで延べ床面積約9700平方メートル。敷地と工場は旭化成から借り、山下印刷紙器で新設備を導入する。

新工場従業員数約80人のうち、稼働開始までに約10人を地元雇用とし、操業開始後さらに10人の地元雇用を計画している。

そのほか、オリジナルパッケージのサランラップを活用したふるさと納税などでの市外PR、災害時の段ボールやサランラップの提供などを検討している。

締結式には末松則子市長のほか、山下社長、山越製造所長が出席。末松市長は「新たな立地に伴い連携協定を締結できることをうれしく思う」、山下社長は「鈴鹿の利便性を生かし新規顧客の開拓を進めるとともに地域貢献する」、山越製造所長は「サランラップは鈴鹿が産地。鈴鹿の代名詞として認識してもらえるよう努力し、市の発展に貢献する」とそれぞれあいさつし、協定書に署名した。