三重中央医療センターとイオン久居店 災害時支援へ協定 県内で初

【協定書に署名した霜坂院長(左端から2人目)と佐藤店長(右端)=津市久居明神町の三重中央医療センターで】

【津】三重中央医療センターとイオン久居店が21日、災害時の支援に向けた協定を締結した。災害発生時にイオンがセンターに物資やドクターヘリの離着陸場を、センターはイオンに災害応急対策のノウハウや医療チームを提供する。協定に基づき、来月2日にセンターで開催される災害訓練にはイオン久居店が参加する予定。イオンが県内の医療機関と協定を結ぶのは初めて。

両施設は道路を挟んで隣接。センターは災害時に地域の中心となって救急対応にあたる災害拠点病院。食料品など物資の確保やドクターヘリの離着陸場が必要だった。イオンは災害時に来店者の安全対策や傷病者の治療が課題だったため、協定締結に至った。

津市久居明神町の三重中央医療センターで調印式があり、霜坂辰一院長と佐藤潤店長が協定書に署名。霜坂院長は「日用品や食料品がなくなると病院は機能しなくなる。全国的な物流基盤を持つイオンと協定を結べたのは非常に心強い」と述べた。

イオン久居店を統括するイオンリテール東海カンパニーの脇田賢一エリア政策リーダーは「イオンは岡田屋の創業から始まり、三重の地で活動してきた。災害対応に全力で取り組む」と強調。他の医療機関との協定については「条件が一致すれば締結したい」とした。