太鼓を口に、勇壮に舞う 亀山の加太地区 伝統の板屋かんこ踊り 三重

【300年続く「板屋かんこ踊り」=亀山市加太板屋の浄専寺で】

【亀山】三重県亀山市加太板屋の浄専寺境内で15日夜、約300年継承されている「板屋かんこ踊り」(同保存会、大澤菊彦会長)が披露され、町民や帰省した人らが勇壮な踊りを楽しんだ。板屋、向井、市場、中在家、北在家の5地区のかんこ踊りは、「加太地区かんこ踊り」として県無形民俗文化財に指定されている。

同踊りは江戸時代、滋賀県近江地方から雨ごいの踊りとして伝わり、大正時代に入り、盆の夜に初盆や先祖供養の踊りとして現在に継承されている。

この夜は、板屋地区に住む小学1―6年生の女子4人に男子中学生2人、大人ら計9人が浴衣姿で頭に一文字がさをかぶり、首から太鼓をつり下げ踊る「小踊り」と、大人6人が太鼓を口にくわえ踊る「じんやく踊り」を披露した。

今年初めて踊った、小学1年生の村田望織ちゃん(7つ)は「太鼓が重かったが、楽しかった」と話した。大澤会長(71)は「担い手となる若い人たちの協力に感謝している」と見守っていた。