
【亀山】三重県亀山市辺法寺町の「太鼓保存会」(伊藤敬一会長)は14日夜、同町の営農集会所で「盆踊り大会」を開き、町民やふるさとに帰省した人ら約200人が太鼓踊りや手踊りで夏の夜を楽しんだ。
同町に古くから伝わる「太鼓踊り」は、町内でその年に亡くなった人を供養する踊り。踊り手4人と太鼓演者1人の5人で構成し、装束はかんこ踊りと同じで頭に花がさをかぶり、浴衣姿に長たすき、首から太鼓をつり下げ、笛と歌に合わせて勇壮に舞う。
地元の小学3年生から男子は踊りを、女子は笛を習い、夏休みに入った7月下旬から週3回の稽古に励んだ。この夜は小、中学生を含む大人ら計20人の踊り手が入れ替わり舞いを披露。小、中学生の女子計20人が浴衣姿で笛を吹いた。
今年初めて踊った、小学3年生の川戸幹太くん(8つ)は「暑さと頭が重くて疲れた。でも楽しかった」と話した。