ITで遺族の負担軽減を 鈴鹿・仏壇修理「RKD」 位牌の注文サイトを開設 三重

【位牌の注文サイトを開設した奥本さん=三重県庁で】

仏壇の修理を手掛ける「RKDコーポレーション」(三重県鈴鹿市南玉垣町)は、位牌の注文サイト「お位牌メーカー」を開設した。これまで作成に要したメールのやりとりや訪問などの手間を省き、最短で注文翌日の配送が可能となった。22―24日まで東京ビッグサイトで開かれる「エンディング産業展」に出展する予定。位牌に特化したサイトは全国的にも珍しく、企画した同社の奥本一輝さん(33)は「注文の効率化は遺族への手助けになるはず」と話している。

「お位牌メーカー」は、パソコンやスマートフォンなどでアクセスできる。デザインや材質が異なる34種類の位牌を選択し、戒名などを記入すると、完成後の位牌をイメージした画像が表示される仕組み。文字のレイアウトも6種類から選ぶことができる。

奥本さんは10年前から「麗光堂」の屋号で、仏壇の修理やクリーニングを手掛けている。5年ほど前から位牌の販売も始めたが、インターネットで注文を受け付けても、客とのメールのやりとりに数日間を要したほか、連絡がつかなくったこともあったという。

奥本さんが1年ほど前にインターネットで名刺を注文したことが、位牌の注文サイトを立ち上げたきっかけ。「入力の作業が簡単だった上に、注文してからすぐに商品が届いた。これなら位牌でも導入できるはずだと感じた」(奥本さん)という。

サイトを試作して市内の葬儀業者に紹介すると「使い勝手が良い」と好評だったことから開設を決めた。業務が効率化したため、これまで1週間以上を要した配達までの期間を3日間ほどに短縮できるほか、価格も店頭の半額ほどに抑えることが可能になった。

奥本さんはサイトを通じて年間1万件の受注を目指している。「親族を亡くした方がしなければならない作業は多い。仏具業界にもITを取り入れて遺族の負担を少しでも和らげ、しっかりと供養に向き合ってもらえるようにしたい」と話している。

お位牌メーカーのサイト(http:oihaimaker.jp)から注文する。送料込みで7455円から2万7090円(税抜)。代金はクレジットカードや代金引換などで支払う。問い合わせは同社=電話059(383)2709=へ。