「より良好な関係を」 駐パナマ大使に大脇氏 四日市出身、抱負語る

【抱負を語る大脇駐パナマ大使=外務省で】

政府は7月20日の閣議で、駐パナマ大使に三重県四日市市出身の大脇崇氏(60)を充てる人事を決めた。大脇氏に抱負などを聞いた。

―就任に当たり、抱負を。

日本の海上交易にとって生命線上にあるパナマ運河を有するパナマ。日本は多くの貨物をパナマ運河経由で輸送しており、非常に密接で関係の深い国だ。2国間の良好な関係をより結びつけられるようにしっかりと貢献したい。そしてこれまでの港湾行政で培ってきたものを生かしながら、進出企業の活動を支援できるよう頑張りたい。

また日本には魅力ある物や文化がある。三重においては、萬古焼や松阪牛、伊勢神宮などがあるので、日本や三重の魅力をパナマに広めていきたい。

―大使の活動内容は。

パナマには日本の企業が約50社進出しており、在留邦人がおよそ400人いる。官民含め両国間の良好な関係の維持、発展と渡航者を含む邦人の安全確保が重要な役割。

―三重との関わりは。

四日市市出身で、四日市高校を卒業するまで同市で暮らしていた。明治時代に四日市港を私財を投じて修築し、同市の繁栄を築いた稲葉三右衛門という地元の偉人について小学校の授業で習い、今でも記憶にある。

だからというわけではないが「大きなことをしたい」と、大学では土木工学を学び、運輸省に入省し、港湾行政に携わってきた。平成27年、地元の四日市市から依頼を受け、臨海部の企業懇談会で講演をした。

【略歴】大脇崇(おおわき たかし)
昭和32年2月生まれ。京都大学大学院工学研究科修士課程修了。同58年運輸省入省。平成26年港湾局長を経て、27年大臣官房技術総括審議官を最後に28年6月辞職。