水産業「行政の応援を」 南伊勢町議会、地域活性へ意見交換 三重

【議場で開かれた南伊勢町議会と三重外湾漁協の意見交換会=町役場南勢庁舎で】

【度会郡】三重県の南伊勢町議会が平成22年度から、議会改革の一環として町内の地域活性化団体などと行う意見交換会に取り組んでいる。9日には町役場南勢庁舎議場で、三重外湾漁業協同組合の畑金力代表理事専務や役員ら9人と、上村久仁議長ら議員13人が町の基幹産業でもある水産業の現状や課題などについて意見を交わした。

本年度も「開かれた議会」を目指し、同団体のほか区長連絡協議会や同町婦人会、介護事業所など12団体と意見交換会を実施。終了後は、町民からの意見や課題を全員協議会と各委員会で議論するという。

この日は、「まちづくりについての現状と今後の取り組みについて」をテーマに開催。

畑代表理事専務は「漁業者の減少が一番大きな問題だが、漁業者が減少しても漁業生産はあまり落ち込んでいない。定置網などの企業型の漁業生産が維持できているからでは」などと水産業の現状を説明。「後継者育成は難しく若手の漁業者が生き残るには安定した収入が必要。行政には現実的な応援を求めたい」と話した。

上村議長は「行政や議会だけが頑張るのではなく町民全体で頑張っていかないと進まない。漁業が栄えないと町の発展もないのでその辺を踏まえて模索し、考えていきたい」と述べた。

ほかにも、若者の雇用や海草類の栽培漁業、海の環境問題などについて活発に意見交換した。