災害時の医療継続へ 三重県、津でBCP策定研修会

【BCPセミナーで災害時の対応について意見交換する参加者=津市桜橋3丁目の県津庁舎で】

【津】三重県は10日、津市桜橋3丁目の県津庁舎で、被災時に病院の機能を保つ「事業継続計画」(BCP)の策定に向けたセミナーを開いた。県内の病院関係者約90人が参加し、講演やワークショップを通じてBCPの策定方法について学んだ。

災害が発生した場合、浸水や断水などで医療機能の継続が困難になる。厚生労働省が平成25年から、各病院に災害時の優先業務や事前対策をまとめたBCPの策定を通知。県は昨年から県内の病院を対象にBCPを策定するためのセミナーを実施している。

講演では、東京海上日動火災保険の担当者がBCPの必要性を説明。「災害時、負傷者の命や健康は病院の機能維持にかかっている。事前の準備があれば対応力が向上する」と訴えた。策定後にはBCPに基づいた訓練などで内容を見直すことが必要とした。

ワークショップでは参加者が6―8人の班に分かれ、大規模災害で停電や断水が発生した場合、病院機能に生じる影響について議論。参加者は「水道水が使えないと人口透析や手術、出産ができない」「飲み水を備蓄しておくべき」など意見を出し合った。