戦争の恐ろしさ伝える写真 「津平和のための戦争展」 三重

【津空襲の資料が並ぶ会場=津市西丸之内の津リージョンプラザ3階展示室で】

【津】津の戦災を今に伝える「第31回津平和のための戦争展」(同展実行委員会主催)が3日、三重県津市西丸之内の津リージョンプラザ三階展示室で始まった。戦時中の写真、遺品、当時の手記などの資料計約400点を展示している。5日まで。入場無料。

昭和20年、津市は約半年間で7回空襲を受け2500人以上が命を落とした。展示は戦争の悲惨さを知り平和の尊さを考えようと市民有志26人で実行委員会をつくり毎年開催している。

市の戦災爆死者名簿、手記、戦後国家主義の記述部分を墨で塗りつぶした黒塗りの教科書などが並ぶ。今年はいわさきちひろさんの絵本「戦火のなかの子どもたち」などの複製画28点を展示している。

焦土の津市街のパノラマ写真もあり、市立一身田中2年の中村聡汰君(13)は「津がこんな被害に遭ったとは知らなかった。戦争に自分たちが行くのは嫌。戦争はしたくない」と感想を話した。

柏木はるみ実行委員長(69)は「風化させず次の世代に語り継がなくてはいけない。遺物を通して戦争を感じてほしい」と来場を呼び掛けていた。

4、5日に県立久居農林高放送部が制作した映像作品の上映と制作報告、5日に広島市の被爆体験伝承者による講話がある