三重県が職員3人処分 不倫相手や駅員暴行など

【懲戒処分を発表し、陳謝する県幹部ら=三重県庁で】

不倫相手の女性に暴行を加えてけがをさせたとして、三重県は3日、県熊野農林事務所農政室の江藤公則前室長(56)を停職6カ月の懲戒処分とした。また、近鉄名古屋駅で駅員の首を絞めるなどしたとして、総務部税務企画課の伊藤幸男前課長(59)を停職1カ月の懲戒処分とした。伊藤前課長は同日付で依願退職したが、江藤前室長は「復帰後は初心に返る」として辞職しない方針。一方、県は人身事故を起こしたとして、出納局の女性課長(54)を減給10分の1(3月)とした。

県によると、江藤前室長は5月5日午後2時ごろ、松阪市内の駐車場に止めた車の中で、交際関係にあった50代女性の頭部を固形入浴剤の入った袋で殴打したり、腹部をたたいたりして重傷を負わせ、女性の乗用車をたたいてフロントガラスを割った。

翌6日に傷害容疑で逮捕され、7月13日に不起訴処分となった。県は江藤前室長を課長級から課長補佐級に降格させた。処分の言い渡しを受けた江藤前室長は「深く反省し、復帰後は初心に返って業務に当たりたいと考えている」と話したという。

伊藤前課長は6月12日午後9時すぎ、近鉄名古屋駅のホームで駅員2人に対して首を絞めたり、頭をたたいたりする暴行を加え、愛知県警に現行犯逮捕された。泥酔状態で、電車を乗り間違えて桑名駅で降りられなかったことに腹を立てていたという。

7月12日に不起訴処分となり、同月27日付で県に辞職願を出していた。処分の言い渡しを受けた伊藤前課長は「県民の信頼を人一倍求められる立場の私が信用を失墜させる行為をしたことを、深くおわび申し上げます」と話したという。

出納局の女性課長は健康福祉部の課長だった昨年11月11日夕、松阪市内で乗用車を運転中、農作物を運んでいた60代の男性をはねた。直前に前方の車に気付いて急ハンドルを切っていた。男性は外傷性くも膜下出血や脳挫傷と診断され、左目を失明した。

女性課長は7月18日に、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)の罪で罰金40万円の略式命令を受けた。県の聞き取りに「夕暮れ時で気付かなかった。カーナビに気を取られて前方不注意になってしまっていた」と話しているという。