元伊賀市参事に執行猶予判決 津地裁 偽造免許で公用車運転 三重

運転免許証を偽造して公用車などで無免許運転を繰り返していたとして、道交法違反(無免許運転)の罪に問われた元伊賀市総務部付参事、入本理被告(55)=同市三田、1日付で懲戒免職=に対し、津地裁(平手一男裁判官)は2日、懲役1年、執行猶予3年(求刑・懲役1年)の判決を言い渡した。

平手裁判官は判決理由で、「平成11年に免許を失効した後も、市職員として公務の際に時折公用車を運転する中で犯行を重ねた。市に免許の失効を届け出ておらず、部下に運転を頼みにくかったなどの事情にくむべき点があるとは言えず、運転免許制度を軽視しており、刑事責任は決して軽視できない」とした。

判決などによると、入本被告は平成27年8月から30年2月にかけて、ミニバイク限定の免許証に「中型」と書いた紙を貼りつけるなどして合計4回にわたり、伊賀市内の道路で普通乗用車や普通貨物車を無免許運転していた。

判決を受けて同市人事課は「これまでに職員への免許確認と注意喚起を実施してきた。今後も意識醸成を目的に研修会を開き、再発防止に努めたい」とした。