裏千家書簡や香炉展示 宣長記念館 「松阪の茶道・香道文化感じて」 三重

【本居宣長記念館で展示している松阪万古の宝珠形の香炉】

【松阪】本居宣長記念館は1日、三重県松阪市殿町の同館1階「旬コレコーナー」で、「豪商の町・松阪の底力―茶道と香道ー」をテーマに、新しく寄贈された「千玄室書簡」や射和文庫所蔵の香木「真南蛮」など3点の特別公開を始めた。会期は26日まで。入館料は大人400円、小人200円。

同書簡は裏千家九世不見斎が松阪中町の商人藤田適斎に宛てた手紙。利休堂で催す茶事への参加を促す内容で、両者の深い関係を伝える。宣長門人の適斎は松阪の茶道文化の草分けとなり、香道にも通じていた。

真南蛮は松阪射和の豪商竹川家に伝来。竹川竹斎が興した射和万古の宝珠形の香炉も出品している。

同館は「茶道や香道の会が交流の場となっていた。松阪の文化の香りを感じてほしい」と来場を呼び掛けている。