宇治山田駅長「駅員冥利」 県民ら沿道で日の丸 皇太子さま来勢を歓迎 三重

【皇太子さまに日の丸の旗を振る市民ら=伊勢神宮内宮の宇治橋周辺で】

皇太子さまが三重県の伊勢神宮を参拝された31日、近鉄宇治山田駅や神宮周辺には大勢の県民が集まった。皇太子さまを歓迎した県民らからは「穏やかで優しそう」「次の天皇陛下のお姿を見られて良かった」との声が上がった。

近鉄宇治山田駅では鈴木英敬知事や鈴木健一市長らが、列車で到着された皇太子さまを出迎えた。山邉美智男駅長がホームから皇太子さまを先導。山邉駅長は「駅員冥利(みょうり)に尽きる役目だった。緊張したが、皇太子さまのお顔を拝見したらリラックスしてご案内できた」と語った。

駅前や駅周辺の道路沿いでは、市民らが日の丸を振って皇太子さまを歓迎。約5時間前から待ち続けていた津市南河路の川邊秀子さん(82)は「ご即位される前の姿を写せたらと思い、待っていた。県に来て下さるのは県民にとって素晴らしいこと」と喜んでいた。

外宮周辺でも、皇太子さまを一目見ようと、外宮前広場や付近の沿道に多くの市民らが集まっていた。仕事の休みを利用して菰野町から駆けつけたという秋山輝貴さん・朋子さん夫妻は、車中でほほ笑まれる皇太子さまを見て「大変光栄。ご皇室の弥栄と来年のご即位をつつがなく迎えられるよう祈り、日の丸を振らせていただいた」と、久々のご来勢に感謝していた。

内宮の宇治橋前には、午後3時半ごろから参拝を終えた皇太子さまを見送ろうと市民が詰め掛けた。同僚3人と参拝で訪れた愛知県春日井市の看護師丹羽香織さん(35)は「平成最後の年に次の天皇陛下が見られて良かった」と笑顔で話していた。