三重県 学テ、全国平均下回る 10教科中9教科で 「課題克服進まず」

【学力テストの結果を「重く受け止める」と語る廣田教育長=三重県庁で】

三重県は31日、本年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を発表した。平均正答率は小中学校合わせた10教科中9教科で全国平均を下回り、4教科で全国平均との差が広がった。県教委は「課題の克服が十分には進まなかった」としている。

調査は4月17日、小学6年と中学3年の全員を対象に実施。教科は国語と算数(中学校は数学)、理科で、国語と算数・数学はそれぞれ基礎問題の「A」と応用問題の「B」がある。

小学校の平均正答率は国語A70・1%(全国平均70・7%、全国順位30位)国語B53・6%(同54・7%、27位)算数A62・8%(同63・5%、21位)算数B50・1%(同51・5%、31位)理科58・8(同60・3%、36位)。いずれも全国平均を下回り、国語Bと算数Bは昨年度より全国平均との差が広がった。

中学校は国語A75・3%(同76・1%、35位)国語B59・7%(同61・2%、32位)数学A66・6%(同66・1%、10位)数学B45・7%(同46・9%、20位)理科66・0%(同66・1%、21位)。数学Aは2年連続で全国平均を上回ったが、国語Aと数学Bは昨年度より全国平均との差が広がった。

無回答率は小学校の2教科と中学校の4教科で全国平均を下回り、改善が進んだ。その一方で、小学校の算数Bは昨年度より無回答率が上昇し、全国平均との差が広がった。

廣田恵子教育長は「平均正答率が全国平均を上回ったのは2年連続で1教科だけで、厳しい結果に終わった」と強調。「子どもたちの学力は伸びてきているが、文章の読解力が身に付いていない。全教科で全国平均を上回るため、全力で取り組みたい」とした。

■鈴木英敬知事の話■
大変厳しい結果となった。昨年度の結果を受けて授業改善や家庭学習の支援に取り組んできたが、結果に結びつけることができなかった。各学校で本年度の結果を分析し、学習内容の理解と定着が図られるよう早期から授業改善に取り組んでほしい。