三重民主連合が設立総会 中川会長「野党再結集のモデルに」

【三重民主連合の設立総会=津市羽所町で】

旧民進党三重県連に所属していた議員らの受け皿となる地域政党「三重民主連合」の設立総会が28日、津市羽所町のホテルグリーンパーク津であり、中川正春衆院議員(三重2区)を会長に選んだ。芳野正英県議(新政みえ、1期、四日市市選出)を来夏に予定される次期参院選三重選挙区(改選数1)の候補者として擁立することも承認。中川会長は総会で「参議院と統一地方選は三重民主連合で勝利する」と決意を述べた。

三重民主連合によると、現時点で旧民進党系の国会議員や地方議員ら約70人が加入している。県議会の最大会派で旧民進党系の「新政みえ」(18人)に所属する議員に加え、稲森稔尚県議(草の根運動いが、1期、伊賀市)も社民党を離党して加入した。

一方、県議会の議員定数を巡る議論で新政みえに反発して会派を離脱した舘直人県議(能動、4期、三重郡)と彦坂公之県議(同、2期、鈴鹿市)は加入していない。三重民主連合は今後、一般にも会員やサポーターなどへの加入を呼び掛ける方針。

県内選出の民進党系国会議員3人と芳野氏が顧問に就任。廣耕太郎県議(新政みえ、1期、伊勢市)が副会長を務める。総会には約60人が出席し、役員人事や基本理念などを原案通り承認。「三重県方式」の一翼を担う連合三重の幹部らも出席した。

中川会長は総会のあいさつで「野党が一つになり、政権の選択肢として提示できる政治勢力を作らなければならない」と指摘。「三重民主連合を野党再結集のモデルにしたい。三重が日本をリードするという気持ちで臨みたい」と決意を語った。

三重民主連合は、旧民進党と希望の党による新党「国民民主党」に加わらない旧民進党県連が、所属議員らの受け皿とするために設立。当初は名称を「三重新政の会」とする予定だったが、6月の準備会で三重民主連合への改称を決めていた。

「民主連合」と銘打つ政治団体は、野田佳彦前首相が「千葉民主連合」を立ち上げたほか、宮城県でも設立される見通し。岡田克也衆院議員(三重3区)は総会後の記者会見で「国レベルでは野党が分断されているが、地方では一つになって選挙を戦いたい」と述べた。