インターハイきょう開幕 三重県内全域に食中毒警報 実行委、配布弁当に懸念

猛暑日が続いて食中毒が発生する可能性が高まっているとして、三重県は25日、県内全域に食中毒警報を出した。26日には全国高校総体(インターハイ)が県内で開幕するが、県の実行委員会などは競技会場で配布される弁当などが原因で食中毒が起きることを懸念。保健所の職員が弁当の受け渡しに立ち会うなどして衛生管理に努める方針だ。

食中毒警報の発令は今月11日に続き、本年度で2度目。10時間以上にわたって30度以上の気温が続くことが予想されるなど、発令基準に達したことが理由という。25日午前11時に発令し、27日午前11時までの48時間を対象としている。

一方、県は基準を満たせば常に食中毒警報を発令しているわけではない。県食品安全課の担当者は「今回の発令は基準に達していたことに加え、インターハイの開催を直前に控える中で、食中毒への注意を促すという意味合いが強い」と説明する。

県が懸念しているのは、O157をはじめとする病原性大腸菌のほか、サルモネラや黄色ブドウ球菌といった細菌性の食中毒。いずれも30度を超えると、繁殖の速度が急激に高まる。特にO157は感染力が高く、血便や発熱など症状も重いという。

インターハイの県実行委員会によると、競技会場では選手や監督、スタッフら関係者の注文に応じて弁当が配布される。また、8月10日に県営サンアリーナ(伊勢市朝熊町)で開かれる総合開会式でも、約1500食の弁当を配布する予定という。

実行委が昨年6月に策定したインターハイの衛生管理要領は、弁当を会場に搬入する保冷車から直接、弁当を注文した人に手渡すことや、受け取った弁当はできるだけ早く食べるよう呼び掛けると定める。配布の時間も配布開始から1時間半までに限った。

実行委の担当者は「スタッフや来場者には衛生管理の要領を厳守してもらいたい。選手らには全力で大会に臨んでもらえるよう、特に注意を呼び掛ける」と説明。弁当を受け渡しする現場に保健所の職員を配置し、要領が守られているかを確認する方針だ。