
【亀山】三重県亀山市は24日、今年10月から市内の高齢者を対象に運行を開始する「乗合タクシー」の愛称とシンボルマークを岐阜県多治見市の会社員、平井晋太郎さん(25)が考案した「のりかめさん」に決定した。櫻井義之市長が平井さんに賞状を手渡した。
愛称とシンボルマークは、亀山らしさ▽乗合タクシーを広くPRでき、イメージ向上につながるもの▽利用者に活力と元気を与えるもの―以上の3点をテーマに募集。西口昌利副市長ら5人の選定委員が市内外の69人から応募のあった計88点の作品の中から選んだ。シンボルマークは、乗降場所を示す標識や乗合タクシー車両の側面に張り付けるという。
平井さんは「母の祖母が以前亀山に住んでいたこともあり、子どもの頃何度も来ていた、親しみのある市です」と話し、「親ガメの上に子ガメ、孫ガメが乗り、三世代をイメージした『亀の山』風に描いた。自分の作品が多くの人に見てもらえることは光栄です」と感激していた。