佐藤家の資料公開 津の石水博物館 家系図や書状など 三重

【「佐藤系図」に見入る来場者=津市垂水の石水博物館で】

【津】三重県津市垂水の石水博物館はこのほど、同館で「重要文化財『佐藤系図』とその周辺」を開いた。室町時代伊勢国司北畠氏に仕えた佐藤家伝来の家系図や書状など18点と、地元にゆかりある所蔵品56点を展示している。9月16日まで。入場料一般500円、学生300円。

佐藤家は陸奥国信夫庄(現・福島県)を拠点とした武士団で南北朝時代一志郡(現・松阪市)に移り住んだ。平成26年に佐藤家に伝わる「佐藤系図」が同館に寄贈され同館所蔵の重要文化財「佐藤家文書」と合わせ追加指定を受けた。

南北朝時代に本家の系図を写し、その後江戸時代まで書き加えられた「佐藤系図」のほか軍への参加を依頼する「軍勢催促状」などを展示。地元ゆかりの所蔵品では江戸時代に書かれた谷川士清の「和訓栞」稿本などがある。

主任学芸員の龍泉寺由佳さんは「中世の公式文書の形式がいろいろそろっている」と見どころを話した。

市内の看護師、佐藤美佳さん(44)は「佐藤に関する展示で、歴史に触れられてよかった」と話した。

8月10日と9月16日の各日午後2時から約30分学芸員による解説がある。