津 猛暑乗り切れ 土用の丑の日、ウナギ店盛況 取引高騰も値段据え置き 三重

【調理場で焼かれるウナギ=津市丸之内養正町の「新玉亭」で】

【津】「土用の丑(うし)の日」の20日、ウナギ消費量の多い三重県津市の専門店では、ウナギを食べようと大勢の客でにぎわった。今年はウナギの取引価格が高騰しているが、多くの専門店は値段を据え置いた。

津市丸之内養正町の老舗店「新玉亭」は、今年から土用の丑の日は終日、店内の営業と出前を休み、持ち帰り弁当のみを販売した。昼は事前に予約した客に販売し、午後は店頭販売をした。

午後4時開始の店頭販売には、1時間ほど前から行列ができた。市内の男性会社員(43)は「価格が高騰していると聞いていたが、値段が変わらずありがたい。暑い日が続くのでスタミナをつけたい」と語った。

松阪市から来たという男子高校生(17)は「津市には専門店がたくさんあるので、土用の丑の日は毎年店を変えて食べている。ぱりぱりの皮とふっくらしている中身の食感が良く、たれもおいしい」と話していた。

今年のウナギの卸価格は、養殖に用いる稚魚が不漁だったため、前年の約1・5倍に上昇。市内の専門店では値上げを回避するため、肝吸いを別料金にするなどして対応していた。