松阪 田中家が国有形文化財に 住宅関係11件答申 三重,

【田中家住宅の前座敷「洗耳亭」=松阪市飯高町波瀬で】

【松阪】国の文化審議会は20日、登録有形文化財(建造物)の新登録209件を文部科学大臣に答申した。三重県内からは松阪市飯高町波瀬の田中家住宅関係11件が答申された。これで同市内の登録有形文化財(建造物)は計30件となる見込み。

田中家は、江戸時代に和歌山街道波瀬宿の脇本陣だった旧家。林業を家業として現在十七代目。台地の東端に位置し、敷地は街道を挟み、北は波瀬神社のある小山、南は櫛田川。主屋の向かいには前座敷「洗耳亭」が櫛田川に続く急傾斜地に築かれた石垣の上に建っている。

近世的な町屋の主屋や、洗練された数寄屋風の洗耳亭、土塀、石垣が、櫛田川や山並み、街道と調和し、「国土の歴史的景観に寄与している」と評価された。