亀山 風力事業の進捗報告 シーテックが地元関係者に 三重

【亀山】三重県の亀山市加太地区まちづくり協議会(大原善男会長)は17日夜、同市加太板屋の市林業総合センターで、同市加太と津、伊賀市に隣接する布引山地の尾根に計画中の「ウィンドパーク布引北風力発電事業」の進捗(しんちょく)状況報告会を開いた。同事業は平成33年4月着工、同37年3月稼働予定。

報告会には、事業主「シーテック」(名古屋市瑞穂区、松山彰代表取締役社長)の風力発電部社員ら6人と、地元から同協議会役員、自治会連合会加太支部役員、「加太を守る会」代表者ら3団体関係者30人が参加した。

報告会では、同社側が、計画していた1基当たり出力2千―4千キロワット級の風車を輸送の制約により2千―2300キロワット級に変更▽亀山市が「土石流危険渓流」に指定している同地区神武谷林道は使用しない―の2点を報告した。

参加した地元関係者からは、風力発電で発生する低周波被害や自然生態系、設置工事による土砂災害への影響など、事業を懸念する意見が出された。

同社員は、国との協議の過程で「環境影響評価作業を一旦中止」しているとし、「8月下旬をめどに再検討を重ね、9月上旬に再度報告会を開きたい」と、事業に理解を求めた。