三重とこわか国体が正式決定 46年ぶり県内開催

【伊藤会長(右)から三重とこわか国体の決定書を受け取る鈴木知事=東京都渋谷区で】

日本スポーツ協会は18日、第76回国民体育大会(三重とこわか国体)の三重県内開催を正式に決めた。会期は三年後の9月25日から10月5日までの11日間。国体の県内開催は、昭和50年の第30回大会以来で46年ぶり2度目。県は近く、関係団体との実行委員会を立ち上げて準備を加速させる。都内で決定書を受け取った鈴木英敬知事は「緊張感と使命感、わくわく感を持って全力で取り組む」と述べた。

三重とこわか国体は、協会と県、文科省の主催。県は平成23年11月、協会に国体の県内開催の要望書を提出し、内々定を得た。翌年には準備委員会を立ち上げ、競技会場の選定などを進めてきた。

期間中は観覧者を含めて約80万人が来場する見込み。県は県民力の結集▽創意工夫▽おもてなし―の3点を軸とする基本構想に沿って準備を進める方針。天皇杯、皇后杯獲得に向けて競技力の向上も図る。

また、三重とこわか国体の開催決定に伴って、三重とこわか大会(第21回全国障害者スポーツ大会)の開催も正式に決まった。全国障害者スポーツ大会が県内で開かれるのは初となる。

この日、協会が東京都渋谷区の岸記念体育会館で理事会を開き、5月に実施した視察結果などを踏まえて県内開催を正式に承認。この後、協会の伊藤雅俊会長が、鈴木知事に開催決定書を手渡した。

鈴木知事は理事会で「緊張感と使命感、わくわく感を持って臨む。三重とこわか国体の前年に開かれる東京オリンピック・パラリンピックのレガシー(遺産)を未来につなげる大会にしたい」と決意表明した。

鈴木知事は理事会後の取材に「決定書を受け取って身の引き締まる思い。オール三重で準備に当たる」と述べ、選手に提供する食事の安全確保やボランティアの育成などに注力する考えを示した。

■準備と運営に万全期す 知事がコメント
日本スポーツ協会が第76回国民体育大会(三重とこわか国体)の開催を正式に決めたことを受け、鈴木英敬知事は18日、以下のコメントを発表した。

三重とこわか国体は「活気に満ちた元気な三重」につながることを目指し、その願いを「とこわか」の言葉に託しています。「いつも若々しいこと」を表す言葉で、伊勢神宮で受け継がれてきた式年遷宮に貫かれる思想です。インターハイ、全国中学校体育大会、東京オリンピック・パラリンピックで高まった県勢の競技力や安全安心な大会運営のノウハウ、心のこもったおもてなしをさらに磨き上げ、大会の成功につなげます。また、わが国のスポーツ振興の新たな扉を開く大会となるよう、市町や競技団体などと緊密に連携し、オール三重で準備と運営に万全を期します。