三重県 熱中症疑い69人、1人死亡 県内搬送が過去最多

熱中症の疑いで、四日市市や津市などで10歳未満―90代の男女計69人が病院に搬送されたことが17日、県や各消防本部への取材による伊勢新聞の集計で分かった。名張市では高齢の女性(94)が死亡したほか、5人が入院した。県によると、一日の搬送人数としては統計史上で過去最多という。

名張市消防本部によると、同日午後5時45分ごろ、同市東田原の畑で近くに住む女性が倒れているのを家族が発見して一一九番した。女性は心肺停止の状態で、搬送先の病院で死亡が確認された。

また、津市消防本部によると、津市内の中学校に登校してきた女子生徒(12)が校門付近でうずくまっているのを教員が発見し、一一九番した。同市内の住宅では施錠された室内でこの家に住む80代女性が倒れているのを訪問介護の職員が発見し、一一九番した。2人とも命に別条はないが比較的症状が重く、入院が必要という。

このほか名張市、松阪市で60―80代の男女3人がそれぞれ熱中症の疑いで搬送され、入院が必要と診断された。

津地方気象台によると、この日の県内の最高気温は高い順で松阪粥見36・1度▽伊賀上野36・0度▽亀山34・9度―。観測地点12カ所全てが30度を超える真夏日で、うち2カ所で35度を超える猛暑日となった。

強烈な暑さは今後も続くとみられ、県などは小まめな水分摂取や適度な休憩、エアコンの活用など熱中症の予防に警戒を呼びかけている。