三重県職員、USBメモリー盗難 4551人の健診結果流出

三重県は12日、4551人分の県職員の健康診断結果が入ったUSBメモリーが流出したと発表した。職員が無断で職場から持ち出していたところ、自家用車から盗まれた。USBメモリーには、ほぼ全職員の健康診断結果が入っていたが、今のところ被害の報告はないという。県は「個人情報の適正な管理を徹底したい」としている。

県によると、盗まれたのは平成29年度の健康診断結果で、県警や県教委などを除いた県職員のほぼ全員分。氏名や年齢、所属、身長、体重のほか、心電図やレントゲン、血液の検査結果などを記していた。パスワードを入力せずに閲覧できる状態という。

USBメモリーを盗まれたのは、総務部福利厚生課の20代女性職員。11日午後6時15分ごろ、鈴鹿市内の保育園駐車場で軽乗用車の窓ガラスを割られ、助手席に置いていたかばんごと盗まれた。子どもを迎えるため保育園に立ち寄っていたという。

女性職員は4月上旬から、職員の健康状況に関する資料をまとめようと、データを備品のUSBメモリーに移し替えて持ち帰っていた。県の内規は上司の許可がなければ個人情報を持ち出せないと定めているが、女性職員は上司の許可を得ていなかったという。

県は職員らに電子メールで健康診断結果の盗難を伝えた。女性職員の処分も検討する。福利厚生課は「県民からの信頼を低下させかねない事案で反省している。個人情報の持ち出しだけでなく、USBメモリーへの移し替えも許可を義務付ける」としている。