災害時孤立「道路確保を」 紀宝町長が三重県知事と対談 三重

【孤立地区の解消などについて意見交換する鈴木知事(左)と西田町長=紀宝町鵜殿の町防災拠点施設で】

【南牟婁郡】三重県の鈴木英敬知事と西田健紀宝町長の「一対一対談」が12日、同町鵜殿の町防災拠点施設であり、孤立地区の解消や熊野川の濁水対策など6項目について意見交換した。

熊野川流域に位置する浅里、瀬原、北桧杖地区は県道が一本しかないため、水害や土砂災害で道路が寸断した場合、孤立が懸念されている。西田町長は「代替道路の確保や災害に強い県道小船紀宝線の整備を実施してもらいたい」と要望した。

鈴木知事は同線について平成29年度から路面の水を早く排水する側溝整備に着手したと説明し、「6月に一定の整備は完了した。上流部分の側溝整備を継続していく」と話した。

熊野川の濁水対策で西田町長は「濁水に含まれる砂泥が沈殿すると藻場が塞がれ磯焼けの原因となり、漁獲量が減少するなど漁業者に深刻な影響を与えている」と述べ、「濁水軽減対策の検討や関係機関に一層の働きかけをしてもらいたい」と求めた。

鈴木知事は熊野川の濁水は三重、奈良、和歌山3県の共通課題であると述べ、「濁水対策の実施と効果の検証が必要」とし、国へ強く要望、提言していくと話した。