桑名空襲題材に朗読劇 戦争の悲惨さ伝える 六花苑で21日 三重

【稽古に励む出演者=桑名市内で】

【桑名】桑名演劇協会(加藤武夫会長)は21日午後6時半から、三重県桑名市桑名の六華苑の庭園で「黄昏コンサート&桑名空襲朗読劇の夕べ」を開く。桑名空襲を体験した20人の証言を新たに集め、今回初めて披露する。朗読劇を通して、戦争の悲惨さを伝える。雨天の場合は、会場を和室に移す。

体験者への聞き取りは、協会の加藤会長(75)が、昨夏から約1年をかけて行った。同年7月、自身が代表を務める劇団の公演でも桑名空襲を題材にした朗読劇を上演し、来場者から「子どもたちに語り継いでいってほしい」との声を受けた。戦後73年になり、体験者が亡くなっていく中、
「今のうちに、一人でも多くの証言を残したいと思った」と話す。

朗読劇には、市内で活動するアマチュア劇団の団員や読み聞かせグループのメンバー、元アナウンサーなど、20―70代の男女16人が出演する。

加藤会長は「桑名空襲のことを一人でも多くの人に知ってほしいし、もし体験者の方がお見えになれば、当時の話しをぜひ聞かせてほしい」と呼び掛けていた。

同公演は2部制。第1部は、桑名弦楽合奏団に所属する同市の公務員、鷲野高明さん一家4人によるコンサートがある。

前売り券(一般1500円、中高生700円)を200枚限定で発売中。NTNシティホールや大山田コミュニティプラザなどで取り扱っている。前売り券を提示すれば、六華苑の入苑料は不要。天気が晴れた場合は、当日券も出る。

問い合わせは同協会の加藤会長=電話090(8159)4497=へ。