要援護者の避難所に 特養2施設と協定 南伊勢町で計4カ所に 三重

【福祉避難所の協定を締結した(右から)小山町長、山川施設長、山本施設長ら=南伊勢町役場南勢庁舎で】

【度会郡】三重県の南伊勢町は11日、災害時に高齢者や障害者など要援護者を受け入れる福祉避難所の設置運営に関する協定を、町内の特別養護老人ホーム「真砂寮」(同町小方竈、山本茂施設長)と「柑洋苑」(同町五ケ所浦、山川英剛施設長)と締結した。これまで特養2施設と協定を結んでいて、今回で4カ所目。

災害発生時、町は要援護者の受け入れを2施設に要請するほか、避難所運営に必要な物資の調達や看護師、介護員などの介助者確保に努める。

4カ所の福祉避難所は、いずれも海抜20メートル以上に所在する施設で、町も要援護者の支援が強化できると期待を寄せる。今後は4施設と避難所運営マニュアルや災害備蓄品などについて協議していく予定。

この日は、町役場南勢庁舎で調印式があり、山本施設長(54)や山川施設長(65)らが出席。小山巧町長と協定書に調印を交わした。

施設長2人は食堂やホール、会議室を避難所に提供できるなどと受け入れ態勢について説明。小山町長は「高齢者と障害のある人の避難や避難場所の確保が難しかったが、福祉避難所として2施設と調印できたのはこれからの災害を考えると心強い」と話した。