夏の交通安全県民運動スタート 109団体170人気勢高める 三重

【飲酒運転根絶に向けて一斉宣言する参加者ら=津市のボートレース津で】

夏の交通安全県民運動(11―20日)の出発式が11日、津市藤方のボートレース津であり、主催する県交通安全対策協議会(会長・鈴木英敬知事)をはじめ119団体約170人が交通事故防止に向けて気勢を高めた。

県などによると、10日現在の交通死亡事故件数と死者数は38件・40人(前年同期比4件・2人減)、人身事故件数は2504件(同455件減)。事故死者のうち65歳以上の高齢者割合は全体の72・5%に当たる29人で、自転車や歩行者ら交通弱者の割合は55%に当たる16人という。

こうした背景を踏まえ、今年は高齢者と子どもの事故防止▽シートベルトとチャイルドシートの正しい着用▽飲酒運転の根絶―の3点を重点項目に取り締まりや広報啓発に当たる。

稲垣清文副知事は「夏は暑さによる疲労から注意力散漫となり事故増加が懸念される。事故を身近に家庭や地域で話し合って欲しい」とあいさつ。難波健太県警本部長も「連携を深めて広報啓発と指導取り締まりを推進し、1件でも多く事故を減らしたい」とした。式では、高齢者と児童代表への啓発物品の贈呈の後、清泉愛育園(津市新町一丁目)の年長園児らによるマーチングバンドや、伊勢安土桃山文化村スタッフによる寸劇が披露された。参加者らは飲酒運転根絶に向けた一斉宣言の後、車両16台の出発を見送った。

式では、伊勢市のフラダンスチーム「カイラニ」を一日交通安全大使に任命。清泉愛育園(津市)の年長園児26人と地元老人会代表に啓発物品が配られ、飲酒運転ゼロに向けたリレーイベントのスタート宣言を唱和して締めくくった。