
【津】三重県津市榊原町の田に6種6色のイネで地上絵を描く「榊原温泉田んぼアート2018」がこのほど、見頃を迎えた。今年の絵柄は「まつり」で、約2800平方メートルの田にちょうちんやうちわ、法被姿の少年が浮かび上がった。
榊原の自然を生かし景観向上に取り組む農水省、県、市の交付金事業。地元住民でつくる「榊原みずすまし会」(中尾兼隆会長、会員550戸)が呼び掛け9年目となる。
絵柄は地元の榊原小5、6年生に募集し選んだ2つの優秀作品を組み合わせ、6月に市内外の約300人で手植えした。
うるち米の緑色を背景色に少年の顔やうちわは黄大黒、法被やちょうちんはベニアソビ、ちょうちんの文字などはユキアソビと、6種6色で表現している。
同会によると今年は細かく色を分ける部分が多く難しかったが「出来栄えは最高」。田の東側の県道亀山白山線沿いの丘から見下ろすと最も絵柄が分かりやすく、8月中旬頃まで楽しめるという。