「怒鳴り込む」と威圧的言動 四農芸高教諭を停職処分 三重県教委

「怒鳴り込みに行く」と電話するなど、三重県教委の40代女性職員に威圧的な言動を繰り返したとして、県教委は九日、県立四日市農芸高(四日市市河原田町)の男性教諭(50)を停職2カ月の懲戒処分とした。男性教諭は5月30日から病気休暇を取得している。

県教委によると、男性教諭は平成28年と29年の2回、学校を訪問した女性職員に、両手で机をたたいて怒鳴った。5月には「殺される覚悟で来ること」などと記した電子メールを送り、県教委に電話して「怒鳴り込みに行く」との伝言を残した。

メールを受けた職員が上司に相談して発覚。男性教諭は27年に伊勢市内で開かれた「全国産業教育フェア三重大会」の準備で同課の対応に不満があった。ただ、この職員は男性教諭が不満を抱いた業務は担当しておらず、同じ職場で勤務したことはない。

男性教諭は同校で農業の教科を担当している。処分を受けて、退職などは申し出ていないという。県教委の聞き取りに「教師としてあるまじき行為で深く反省している。被害女性を苦しめ、多大な迷惑を掛けた。申し訳ない」と話したという。

廣田恵子教育長は9日の定例記者会見で「生徒に命の大切さを指導する教員が、このような行為をして学校教育に対する県民の信頼を著しく損なったと、重く受け止めている。校長会議などの機会を捉え、服務規律の確保を徹底したい」と述べた。