
【伊勢】三重県伊勢市村松町の北浜小学校で4日、地元特産のアナゴについて学ぶ体験授業があった。3年生24人がアナゴをさばいて調理したり、アナゴ漁について教わった。
地元の「北浜まちづくり会議」の協力で実施した。
アナゴは、5―7月が旬。学校近くの豊北漁港で、この時期多く水揚げされ、東京・築地や大阪などに出荷される。
児童らは、元漁協職員の橋爪秋喜さん(71)らに教わりながらアナゴの調理に挑戦。生きのいいアナゴの頭に目打ちし、背側に包丁を入れ、身と骨を切り離していった。「難しい」「骨が硬い」などと悪戦苦闘してさばいたアナゴは、きれいに洗って焼き網で素焼きした後、しょうゆなどで甘辛く煮て味わった。
橋爪さんは「地元で捕れるアナゴを知ってもらい、郷土の食に興味を持ってほしい」と話していた。