「紀勢道の早期事業化を」 観光支援でも協力要望 御浜町長、三重県知事との対談で

【対談する鈴木知事(左)と大畑町長=御浜町役場で】

【南牟婁郡】鈴木英敬三重県知事と御浜町の大畑覚町長の「一対一対談」が4日、町役場であり、未事業化区間がある近畿自動車道紀勢線の早期事業化や、紀南病院の医師確保、観光集客について意見を交わした。

未事業化区間は、熊野市久生屋町から紀宝町神内までの16キロで、御浜町の区間は10キロ。対談前に、鈴木知事は同町の津波避難タワーに登り、同道路の未事業化区間について大畑町長から説明を受けた。

町役場での対談で、大畑町長は、同道路に対する町の取り組みについて、用地取得の先駆けとなる地籍調査が、本年度末で全体の7割が完了予定と説明。「救急医療や災害救助には欠かせない道路。事業化に向け、今後も引き続き支援と協力をお願いしたい」と要望した。

鈴木知事は「命の道の必要性を強く感じている。31年度の事業化を勝ち取れるように、関係者と連携して取り組んでいきたい」と述べた。

また大畑町長は、旅行者の受け入れ体制が県内は十分でないと指摘。「経済効果を生むため、町内での宿泊者数を増やして滞在時間を延ばすことが必要」と述べ、町が実施する観光支援への協力を要望した。

鈴木知事は「旅行者が三重県に訪れるように、新たな体験メニューを作るなど他県との連携も含めて進めていきたい」と話した。