集団食中毒で営業禁止 伊賀の飲食店に三重県処分

三重県は3日、カンピロバクターによる食中毒が発生したとして、伊賀市川西の飲食店「おしどり」に営業禁止処分を出した。同店を利用した19歳の男女4人が腹痛などを訴えたが、快方に向かっている。

県によると、5人のグループが6月24日に同店で食事をしたところ、うち4人が下痢や腹痛、発熱の症状を訴えた。情報提供を受けた伊賀保健所の検査で、うち3人からカンピロバクターが検出された。

同店では、鶏の刺身やホルモンの空揚げなどが提供されたという。保健所は同店に鶏を生食で提供しないよう自粛を求めた。鶏の刺身が感染源になった可能性が高いとみて、詳しい原因を調べている。

同店では平成28年8月にも、カンピロバクターによる食中毒が発生して男性9人が腹痛などの症状を訴え、営業禁止処分を受けた。県は当時、カンピロバクターの感染源を鶏の刺身と推定していた。

県は当時、同店に鶏を生食で提供しないよう指導した。しかし、保健所が昨年11月に同店を調査をしたところ、再び鶏の刺身を提供していたことが判明。同店を再び指導していたという。

カンピロバクターは鶏などの腸管にいる細菌で、生肉が感染源となるケースが多いという。県は調理器具の殺菌や使い分けを徹底し、生肉を調理する際は十分に加熱するよう呼び掛けている。