73施設で違反おそれ ブロック塀、津市が点検 2中学校で撤去へ 三重

【津】大阪府北部の地震で小学校のブロック塀が倒壊して女児が亡くなった事故を受け、前葉泰幸津市長は3日の定例記者会見で、公共施設に設置されたブロック塀の点検結果を発表した。市内の1929施設のうち73施設のブロック塀が耐震対策に問題があるなど建築基準法に違反するおそれがあった。倒壊する危険性が高いと判断した一志中と白山中のブロック塀は撤去する方針。

事故の発生を受け、6月18日から28日まで、市職員や教職員が公共施設を点検。小中学校67校▽義務教育学校1校▽幼稚園31園▽保育所24園▽認定こども園3園▽公共施設1803施設―の計1929施設を対象に調べた。

点検結果によると、ブロック塀が設置された小中37校のうち約8割にあたる30校で塀の高さが基準の2・2メートルを超えていたり、塀を支える「控え壁」がなかったりするなど耐震対策に問題があった。一志、白山の両中学校は道沿いの塀が傾いていた。

また、ブロック塀のある幼稚園6園のうち2園、保育所6園のうち5園でも建築基準法に違反するおそれがあると判明。津球場やモーターボート競走場など36の公共施設でも建築基準法に違反するおそれがあると分かった。

点検結果を受け、市は一志中と白山中のブロック塀は撤去すると決定。学校のプールに設置された塀や昨年度の定期調査で是正が求められた塀のある21施設は県建築士事務所協会に対応策の検討を依頼する。学校長など施設管理者が基準を満たさないと判断した50施設は建築士の資格を持つ市職員が4日から現地調査する。