津の障害者施設で虐待 複数職員、利用者に暴言 三重

三重県津市一志町庄村の障害者施設「つくしんぼの家一志」で、職員が知的障害のある利用者に暴言を吐くなどの虐待をしたことが2日、市などへの取材で分かった。市は4月、複数の職員による虐待行為があったと認定。市から連絡を受けた県は施設を指導し、改善計画の提出を求めた。

市などによると、知的障害がある男性利用者に対し、職員が繰り返し暴言を吐いたほか、知的障害がある女性利用者のあごを触って「エステしたろちゅうとんのやんか。このあごの肉を」などと発言したという。

市は2月上旬、県警から情報提供を受けて、障害者虐待防止法に基づく調査を開始。施設の職員などから事実関係を聞き取った上で、複数の職員による身体的虐待と心理的虐待があったと認定した。

県の指導を受けた施設は6月中旬、県に改善計画を提出した。県障がい福祉課は「施設は指導に基づいて対応しているため、現段階で行政処分などは考えていない。施設側の対応を注視したい」としている。

また、インターネット上には「職員が障害者の利用者を虐待つくしんぼの家」と題した動画が掲載されている。利用者とみられる女性を追いかけ回してあごを執拗に触る映像や「大嫌い」と発言する録音もある。

県によると、施設は平成19年11月に障害福祉サービス事業所の指定を受けた。デイサービスなどを手掛け、5―6人の職員が勤務しているという。施設は「担当者が不在で回答できない」としている。